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2022.07.15

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鎌学生の自主性が光る!
「鎌学らしさ」全開の学園祭が大成功!

今年6月、鎌倉学園中学校・高等学校では、学園祭が行われた。コロナ禍での開催でも、生徒たち自ら準備し盛り上げ、大成功に終わったこの学園祭には、鎌学生が彼らの理想を実現できる力、そしてそれを見守る校風が関わっていた。今回は、生徒会に所属するお2人にインタビュー。学園祭成功の裏話やそこから分かる鎌学生らしさに迫る!

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コロナ対策を考えた学園祭

毎年、1万人ほどの来場数になり賑わう鎌学の学園祭。そんな学園祭は、生徒会が中心になって行われるそうで、今回は、今年6月に無事学園祭を終えた鎌学生徒会会長の石橋拓磨くん、副会長の武田光平くんにお話を伺った。「今回の学園祭は思った以上に成功したのではと思います。」と話す会長の石橋くん。コロナ禍での開催だったため、一般公開はしたものの感染対策のため登録制とし、来場者数の制限があったそうだ。「来場登録はしていても、コロナ禍で本当に来場していただけるか心配でした。しかし、2日間で4000人ほどを上限としていましたが、3000人ほどが来場してくれたようで想像以上で嬉しかったです。」と話す。来場数からも今年度の学園祭は大成功したように思うが、この成功の裏では生徒会の苦労や工夫があったようだ。生徒会はこの学園祭に向けて4月~5月あたりから動き出していたそうで、「今回は各クラスなどの企画は希望制だったので、できるだけたくさんの団体に学園祭に参加して盛り上げて欲しいと学校内での呼びかけも行いました。」と副会長の武田くん。感染対策のため、食品関連の出し物はできないことから、「最初はみんな学園祭に乗り気になってくれるか心配でした。結果的にたくさんの企画がでて、みんな思った以上に乗り気になってくれて嬉しかったです。」と話す。さらに、学校外への学園祭告知の方法にも工夫を凝らしたようで、「今年度から新たに学校のホームページに学園祭のホームページをつけて告知しました。」と石橋くんは話す。「校内生徒にはプリントにて告知しつつ、学園祭のURLも記載して校内生徒それぞれのSNSで拡散してもらえるようにもしました。」と話し、実際に学園祭に来場した人のほとんどがSNS関連で来場したと考えられそうだ。現代のSNS事情をうまく利用しつつ、学園祭を成功へ導いたようだ。

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学園祭開会式にて挨拶をする石橋くん

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創立100周年記念動画でOBの堺正章さんと共演した武田くん

学園祭企画から垣間見える「鎌学らしさ」

学園祭において各クラス、部活、有志の企画はまさに「鎌学らしさ」が溢れていたものばかりであった。ここでは特に印象に残った2つの企画について鎌学生目線で話してもらった。まずは、「女装」をして様々な企画をしていたところだ。「まさに男子校ならではの企画だと思います(笑)」と2人とも口を揃えて話す。石橋くんのクラスも女装をする企画だったようで、「担任の先生も僕たちのやりたいことをよく分かってくださって、僕たち生徒も節度を持って企画しました。」と遊び心にそのまま任せるのではなく、企画としてしっかり練ったからこそ好印象な企画になったのだろう。また「ギャンブル」系の企画も印象的であった。「ギャンブル系の企画は4つありましたが、カジノだったり、競馬みたいな企画だったり、それぞれ工夫を凝らして被ることなく行っていたと思います。」と武田くん。こういった企画には、「自分たちがしたいことをありのままに表現できる」という鎌学らしさが溢れている。鎌学生がそれぞれやりたいことを企画し実現していく、そして先生方は見守って応援してくれているという環境があるからこそ、学園祭の決定権が生徒会にあり、このような「鎌学らしい」学園祭を行えたのである。これらは学園祭に限らず、鎌学の学生生活においても各個人が活きるものなのだろう。さらに、今回の学園祭の企画は希望制だったのにも関わらず賑わったのは、主導した生徒会だけでなく鎌学生それぞれが自主的に学園祭に関わったからだといえる。このように、今年度の学園祭の成功から、自分たちの理想を自主的に実現していく鎌学生とそれを寛大に見守る校風がまさに表れていたのだろう。

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鎌学生が描く将来とは

学園祭を振り返って、「今回の学園祭は、コロナ対策の面で例年の企画を見直す部分が多く、ほとんど学園祭を再構築する必要がありました。やっぱり時間はかなり足りず、反省点だと思います。」と話す石橋くん。また、今後の生徒会主導の主な活動は、生徒会役員選挙だそうで、去年彼ら2人が「生徒会役員になって学園祭を引っ張っていきたい、生徒会活動を本気で楽しんでいたような先輩みたいになりたい」という立候補したときの気持ちを思い出すようだ。また、彼らは高校3年生で今年大学受験を控えている。石橋くんは、バスケ部に所属しており今年5月に引退。「鎌学は部活も盛んで、勉強との両立はかなりきつかったけど頑張って両立していました。」と話す。将来の計画について、「国立大学の経済学部に行きたいです。将来は、大学での知識を活かして、商社に入社後、起業もしたいと考えています。」と明確なビジョンがあるようだ。武田くんは、山岳部(クライミング競技)に所属しているそうだ。「国立大学の物理学科系に合格して、宇宙や素粒子など自分の好きな分野に没頭したい」と話す。周りの友達も文武両道、メリハリをつけた学生生活を送っているようで、「周りもメリハリのついた生活をしているので自分にも染みついてきました。」と鎌学生みんなで文武両道できる環境をつくっているようだ。武田くんは、「男子校だからできることがあったら楽しい。そして、自分の挑戦を素直に受け入れて応援してくれる環境があるからこそ頑張れるところが鎌学の1番いいところです。」と話し、「受験はもちろん大変だけど、鎌学にぜひ頑張って入学してほしい!」と石橋くんも受験生へエールを送った。

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